★横浜開港150周年の市民演劇、業者への支払い3500万円滞る/神奈川
横浜開港150周年記念事業の一環で行われ、市民約400人が出演した
演劇「DO―RA―MA YOKOHAMA150」で、
主催の実行委員会の業者に対する支払いのうち約3500万円が未払いに
なっていることが、28日までに分かった。出演した市民の数が計画より増え
予算をオーバーしたほか、協賛金が集まらず、収入が見込みより減ったことが原因という。
演劇を主催したのは、「DO―RA―MA YOKOHAMA150」実行委員会と
横浜開港150周年協会。実行委の事務局長代理として運営を仕切っていた後藤圭さんによると、
3500万円の内訳は、照明や音響、大道具、舞台監督、映像の技術系制作会社5社への
支払い分が約1500万円、講師への指導料が約1千万円、
演本番に使用した横浜文化体育館(横浜市中区)の会場代などが約130万円。
このほかに、後藤さん個人や後藤さんが社長を務める劇団が立て替えているものもあるという。
市民劇の2009年度の予算は5300万円。
しかし、当初150人としていた出演者数が約400人になり運営費が膨らむなどして、
支出は最終的に8300万円に拡大。一方で、650万円と当て込んだ協賛金が
1社からも集まらなかったことなど、収入は4700万円にとどまったという。
後藤さんは、実行委や150周年協会に正確な未払い額などを報告せず
1人で問題を抱え込んでいたと話している。
07年度から3年で計6100万円の負担金を支出していた150周年協会は、
「まず事実関係を確認したい」としている。
DO―RA―MAは4チームで構成され、4演目と全体公演を計14回上演。
全会場ともほぼ満員だった。
カナロコ
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1001290007/ ▽関連リンク
http://www.dorama-y150.jp/