★石狩市内の小中校 「望来豚」学校給食に 来月から飼育企業が協力 (01/28 14:46)
【石狩】石狩市の学校給食に2月からブランド豚として有名な「望来豚(もうらいとん)」がお目見えする。
望来豚はほとんどが首都圏などに出荷され、高値で販売されている。
今回、原点に返って地産地消を進めたい企業の協力で、破格の価格で給食への導入が決まり、
今後も継続的に給食に登場する。(荻野貴生)
第1回は2月3日で、第1給食センターと厚田学校給食センターから供給を受けている小中学校で「豚丼」として提供される。
第2給食センターから供給を受けている石狩地区の中学校と花川南小では15日に「豚キムチ汁」として出される。
望来豚は回転すしチェーンなどを展開する北一食品(北見)のグループ企業ノース・ベスト・ファームが厚田区嶺泊で飼育している。
餌はジャガイモや、チーズを作る際にできる水溶液ホエー、おからなど。
これにより柔らかい肉質で臭みがなく、脂身が甘くさっぱりしているのが特長だ。
北一食品の横山敬之営業課長は「これまで高級路線で売ったためブランドが独り歩きし、
地元で口にしたことがない人がいることが分かった。地産地消を進める観点から、
未来を担う子供たちに採算を度外視して供給しようと思った」と話す。
望来豚はロースで1キロ5千円程度と、一般の豚肉の2倍以上の価格だが、
北一食品が学校給食価格に引き下げて納入することで、採用が可能になった。
今回の給食で使われる望来豚は164キロで、約5630食分。
市教委は月に1、2回の割合で給食メニューに望来豚を取り入れていく予定だ。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/212604.html