★関西3空港の一体運用 前原国交相は否定的
前原誠司国土交通相は27日の参院予算委員会で、関西3空港の在り方について
「一体運用では抜本的な解決にならない」と述べ、地元自治体や経済界が提案する
一元管理に否定的な見方を示した。民主党の辻泰弘参院議員(兵庫選挙区)の質問に答えた。
関西、伊丹、神戸の3空港をめぐっては昨年12月、地元自治体や経済界でつくる
「関西3空港懇談会」が、一元管理を目指すことで合意。
伊丹の利益を1兆1000億円の有利子負債を抱える関西空港の支援に回すことなどを議論している。
一方、伊丹廃止を主張する橋下徹大阪府知事は
「一元管理では需要喚起にならない」などと異論を唱えている。
政府は2010年度予算案で、関空への補給金に75億円を計上。
しかし、予算執行は抜本的な解決策が前提で、
国交省の成長戦略会議が6月をめどに3空港の将来像をとりまとめる予定だ。
神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002671445.shtml