★スキー連盟会長、地位否定の判決 東京地裁「手続きに問題」
全日本スキー連盟(SAJ)が2008年9月に伊藤義郎会長(83)らを選出した
役員改選手続きに問題があったとして、山田隆理事らが伊藤会長を含む
理事7人の地位不存在確認を求めた訴訟の判決で、東京地裁は27日、
請求通り7人全員が理事の地位にないと認めた。
小浜浩庸裁判官は「別の会長候補者もいたことから、役員選出委員会が伊藤会長以外の
候補者らを選出することは可能だった」と指摘。「選任の手続きには重大な問題があり、
伊藤会長らが選出されなければならない特段の事情はなかった」と判断した。
会長選当時、伊藤会長らは定年規定の70歳を超えていたが、
SAJ側は「バンクーバー五輪など重要な大会を控え、
会長らを選出できなければ選手の士気など多方面に影響を与えるのは明らかで、
やむを得ない選出だった」と主張していた。〔共同〕(27日 23:22)
日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100127STXKD025027012010.html