国連安全保障理事会は23日、アフリカ東部のソマリアの反政府武装勢力を支援しているとしてエリトリアに武器禁輸などの制裁を
科す決議を採択した。賛成13、反対はリビアの1、中国が棄権した。エリトリアに対する安保理制裁決議は初めて。
武器の全面禁輸のほか、決議は制裁に違反した個人、団体に資産凍結や渡航禁止などを打ち出す内容。加盟国にはソマリアと
エリトリアに出入りする貨物の検査などの措置を促した。
エリトリアは、ソマリア暫定政府軍と武装衝突する反政府勢力への武器供給を主導しているとされる。反政府勢力の中には、国際
テロ組織アルカイダとつながりがあるともされるイスラム過激派シャバブも含まれる。
決議採択を受け、エリトリアの国連大使は、決議は米国やエチオピアが作り出したうそに基づくもので恥ずべき内容と非難した。
ソース(CNN)
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200912240020.html