◇全国初、サッカーくじ偽造で夫婦を逮捕
サッカーくじ「ビッグ」の偽造当せん券を使い、現金をだまし取ろうとしたとして、
大阪府警曽根崎署は7日、詐欺未遂と偽造有価証券行使の疑いで、
京都市下京区の会社員杉江秀人(39)と妻の無職純子(34)の2容疑者を逮捕した。
サッカーくじを主催する日本スポーツ振興センターによると、ビッグやトトなど
7種類のサッカーくじをめぐる詐欺事件は全国初という。
曽根崎署によると、杉江容疑者は、偽造当せん券を「パソコンで作った」と話しており、
有価証券偽造容疑でも調べる。
2人の逮捕容疑は10月6日午前11時ごろ、大阪市北区の金融機関に
ビッグの偽造当せん券を持ち込んで換金を求め、当せん金約4億6000万円を
詐取しようとした疑い。
ビッグは購入時にコンピューターがJ1、J2計14試合の勝敗結果(引き分け含む)を
ランダムに選択、実際の結果がすべて一致すれば1等となる。杉江容疑者が偽造当せん券を
持ち込んだ回は、数回分の1等の配当金が繰り越され、当せん金が1口約4億6000万円だった。
曽根崎署によると、杉江容疑者は「1人でやった」と供述。
純子容疑者は「偽造とは疑いもしなかった」と否認している。
持ち込まれた当せん券が本物かどうかを金融機関が機械で照合したところ偽造と判明。
10月16日に同センターが曽根崎署に被害届を出していた。
ソース(サンスポ)
http://www.sanspo.com/shakai/news/091207/sha0912071958015-n1.htm