◇大声で『助けて!』 不審者から身を守ろう 高田延彦さんらと 子どもたちが訓練
下校途中の児童らが不審者に声を掛けられる事案が県内で多発する中、
県警は六日、さいたま市西区の埼玉栄高校で、不審者に連れ去られそうに
なるなどした際、子どもに「助けて!」と大声を上げてもらう訓練を行った。
訓練には、元総合格闘家の高田延彦さんと、妻でタレントの向井亜紀さんが協力。
夫妻が主宰するレスリング・ボクシング教室がこの日同校で行われたのに合わせ、
教室に参加した児童ら約四十人が訓練に挑んだ。
父母らが見守る中、子どもたちが一人ずつ「助けて!」と声を振り絞ると、
高田さんらが「○」か「×」のボードを示して声の大きさを“判定”。
最初は声が小さかった子どもたちも高田さんの指導で次第に
大きな声を出せるようになり、最後は全員が「○」をもらっていた。
県警によると、子どもへの声掛け事案は今年一月〜十月に県内で
七百五十七件あり、年間の認知件数では既に過去五年間で最多。
対象の八割は女子児童で、男が「欲しいものを買ってあげる」と
声を掛けるケースが目立つという。
高田さんは「一人でも多くの子が危険の信号を伝えるためには、
子どもが集まる場所で普段から声を出す練習ができればいい」と
アドバイスをしていた。
ソース(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20091207/CK2009120702000093.html