◇韓国・光明市と正式調印
大和市と韓国・光明(クァンミョン)市の友好都市提携の調印式が11月24日、
大和市役所の市長公室で行われ、大木市長と李孝善(イ・ヒョソン)市長が
盟約書に署名した。大和市が海外の都市と友好都市提携を結ぶのは
昭和34年の市制施行以来、初めて。
文化・経済の交流に期待
光明市との友好都市提携の契機となったのは、平成19年12月の市議会定例会で
大木市長が「50周年記念事業の一環として外国都市との友好都市の提携について
具体化したい」と述べたことが始まり。その後、20年2月に神奈川県央日韓親善協会
(近藤秀二会長・大和市中央)が中心となり市民調査団が訪韓し、今回の提携先となった
光明市を含む7都市で友好都市提携の現状などを調査した。
この際に本市との提携に積極的だった光明市の副市長が
昨年5月に大和市を訪問。大和市に友好都市提携の申し出を行った。
この日の調印までの間、昨年9月には市民ら20人が光明市最大の祭り農楽祭を視察、
市民との交流を深めた。12月には大和西高校と光明市内にある光文高校が姉妹校提携を結び、
今年1月には同校から生徒7人が大和市を訪問して友好ムードが加速した。
3月には大和市役所で光明市を紹介するパネル展を開くなど、
民間交流に呼応して行政の取組みも活発化していった。
今年5月には井上昇副市長をはじめ市の職員らが訪韓し、友好都市締結に向けた調査を実施。
9月には大木市長が訪韓して、李市長と調印の覚書を交わした。
ソウルのベッドタウン
光明市は、神奈川県と友好提携する京畿道にある27都市のひとつ。
人口約31万人でソウルに隣接するベッドタウンとして急速に発展している都市。
大和市が9月に加盟したWHO(世界保健機構)の健康都市連合にも加盟していることから、
文化・経済などの民間交流と同時に、行政間の交流も期待される。
「格別な関係に」
調印式で大木市長は「末長い友好関係を築きあげていきましょう」とし、李市長は
「韓国では姉妹関係を血縁関係のなかでもっとも格別なものと考える。両市の関係が
格別な関係となるよう願っています」とあいさつした。調印式のあとには、
市役所正面玄関前の広場で韓国の国花「ムクゲ」の記念植樹も行われた。
市内各地で歓迎
2泊3日の日程で大和市を訪問した李市長と沈重植市議会議長ら訪問団は、
海老名市内のホテルに滞在し、市内の公共施設や大和西高校、市内中央の
民団県央支部(金正吉団長)、県央日韓親善協会などを精力的に訪問し、
各地で歓迎を受け交流を深めた。
ソース(タウンニュース)
http://www.townnews.co.jp/020area_page/03_fri/01_yama/2009_4/11_27/yama_top2.html (画像はソースへ)