【文芸】山崎豊子さん「神様にお願いできるなら私の青春を返してくださいと言いたい」…毎日出版文化賞贈呈式[09/11/25]

毎日出版文化賞：山崎豊子さん、作品への思い披露…贈呈式

　２５日に東京都内で開かれた第６３回毎日出版文化賞の贈呈式。
病を押して出席した作家の山崎豊子さんは戦時下の体験に触れ、いまだ衰えない作品への熱い思いを披露した。

　◇戦時下の体験、創作の原点…山崎さん

　８５歳の山崎さんは車椅子のまま、秘書が持つマイクで受賞の喜びを述べた。
赤色の帽子と花柄のドレス。主治医らが心配する中、贈呈式に臨んだことを明かし
「ありがとうございますと皆さんに申し上げるのがやっとです」と感謝の言葉を口にした。

　山崎さんは人間ドラマを描く社会派作家として知られる。
「不毛地帯」「大地の子」など戦争をテーマにした作品も多い。
受賞作の「運命の人」も、沖縄返還をめぐる日米の密約問題を扱った。

　山崎さんは戦時中、勤労動員先でバルザックの「谷間の百合」を読んでいたところを
担当将校に見つかり、殴られたという。「私の作家としての書く方向がはっきりしました」と
戦時下での体験が、創作の原点であることを語った。

　「神様にお願いできるなら私の青春を返してくださいと言いたい。もっと勉強し小説を読みたかった」。
いったん言葉を切った山崎さんは、再び舞台正面に戻って万感の思いを語った。
戦争に翻弄（ほんろう）された無念の思いが書き続けるエネルギーになったのだろうか。
会場からはひときわ大きな拍手が送られた。

　一方、田中純さんは「現代も繰り返しうる政治的暴力をめぐる危険な美を描きました」、
藤井直敬さんは「今後も脳科学で社会に貢献できるメッセージを出したい」とそれぞれあいさつ。
故尾形仂さんの長男敏明さんは「国文学の灯が広くともる。地下に眠る父も安心すると思います」と喜びを語った。

【棚部秀行、鈴木英生】

◆画像：毎日出版文化賞特別賞を受け取った後のスピーチで想いを話す山崎豊子さん
http://mainichi.jp/enta/art/news/images/20091126k0000m040080000p_size5.jpg
＝東京都内のホテルで２００９年１１月２５日、小林努撮影

■ソース：毎日ｊｐ　毎日新聞　2009年11月25日　20時40分（最終更新　11月25日　20時47分）
http://mainichi.jp/enta/art/news/20091126k0000m040077000c.html

毎日出版文化賞：贈呈式…山崎豊子さん、車椅子で出席

　第６３回毎日出版文化賞（特別協力＝大日本印刷株式会社）の贈呈式が２５日、
東京都千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で開かれた。
受賞５作の著者らと出版社に、朝比奈豊・毎日新聞社社長から賞状などが贈られた。

　小説「１Ｑ８４」で受賞し、この日欠席した作家の村上春樹さんは長文のメッセージを寄せた。
「いつの時代、どんな状況でも、物語の光にしか照らし出せない固有の場所がある。
小説家は固有の場所を一つでも多く見つけ出すべきで、できることはまだたくさんある」と述べた。

　元毎日新聞記者で、「運命の人」が特別賞に選ばれた山崎豊子さんは、
数年来悩まされている原因不明の全身の痛みを押して車椅子で出席した。
「私の思っていることは村上さんの話に尽きている」と、同じ小説家として共感を表明。
執筆の原点となった戦時中の体験にも触れ、喜びを語った。

　◇第６３回毎日出版文化賞受賞作◇

▽文学・芸術部門＝「１Ｑ８４（ＢＯＯＫ１・２）」村上春樹著（新潮社）
▽人文・社会部門＝「政治の美学−権力と表象」田中純著（東京大学出版会）
▽自然科学部門＝「つながる脳」藤井直敬著（ＮＴＴ出版）
▽企画部門＝「江戸時代語辞典」潁原（えばら）退蔵著、尾形仂（つとむ）編（角川学芸出版）
▽特別賞＝「運命の人（全４巻）」山崎豊子著（文芸春秋）

◆画像：毎日出版文化賞特別賞の賞状を朝比奈豊毎日新聞社長（左）から受け取る山崎豊子さん
http://mainichi.jp/enta/art/news/images/20091126k0000m040038000p_size5.jpg
＝東京都内のホテルで２００９年１１月２５日、小林努撮影

■ソース：毎日ｊｐ　毎日新聞　2009年11月25日　20時32分（最終更新　11月25日　20時37分）
http://mainichi.jp/enta/art/news/20091126k0000m040073000c.html

へー

その青春かえしたら小説なんて書けなかったんじゃないか？

あの世で充分に勉強出来ます

しかし変態の賞なんて貰ったってありがたくないだろうが。
この人の小説は権力＝悪みたいな感じで掘り下げ方が甘いと思う。
戦時下の体験って言っても、なんでそういう状況に至ったかを
もっと検証してほしかった。

たしかに若い時は美人だったかも

毎日出版文化賞（笑）

「シベリアの歌」の盗作問題ってどうなったの？
筆を折るべきだと松本清張が当時烈火のごとく怒っていたけれど。

清張に限らず盗作続きで有名作家ほぼ全員から総スカンだったよ

神様なんていませんよ。
おやすみなさい。

その体験あったから、今大御所になれたんじゃん

まぁお願いするだけならﾀﾀﾞだからやっとけば？

わたしが神だ。

もっと遊びたかったと聞こえる

>>14
おまえか

小説読む時間はあっただろ
お前はその時間を小説書くほうに当てただけの話

盗作騒ぎよりも事実とフィクションをなんの断わりもいれずにごた混ぜにするのが問題だろ

殴られてから、一生こんなことやってるのはお前のせいだろ
ほかの人生をいくことだって、十分出来たはずだ　　　ひとのせいに、すんな

しかし日本の顕彰ってほんとなーんも権威かんじねぇよなぁ…
日本アカデミー賞とかw

山田風太郎は「戦後日本の軍隊嫌い」は、
内地にろくに人材残らず、大人の男と言えば
町会長のたぬき親父みたいのばかりで、
軍事教練の指揮をこんな威張り散らすだけの
存在にやらせたから。
と言ってたが、確かにそんな親父に、日本軍の権威だけ与えたら、ひどい事に
なると思う。

戦争の被害は体験した人にしか分からないだろう。

ただ戦時下、
子供だった人（現在70代）は「国の為」意識が強く戦後復興に使命感があり、
青春期だった人（現在80代）は、「国不信」や「悔い」が強い気がする。

わずか数年なのに…戦争被害って何だろうな。。。

盗作でデビューして、文学賞受賞か。おめでたいね。
誰かが誰かを踏みつけて生き残る、嫌な世の中なんだな。

「お国は信用できない」――

それでいてお上に依存する年寄連中

なーにが青春返してだよ盗作ババーが

青春！

盗作って一生治らない

「私には、青春を送る権利がある」

ってのが思いあがりなんだよ。
平和でも豊かでも、青春なんて無い不幸な者は当たり前にいる！