★自民支部長選び霧中
次期総選挙の公認候補者となる小選挙区の支部長選びで、自民県連が揺れている。
党本部は8月の総選挙で落選した前職が支部長に就く条件を、「前回選挙の惜敗率が70%以上」で
「65歳以下」と決めた。この基準に満たない赤城徳彦氏と岡部英明氏の処遇が大きな焦点となっている。
ただ、2人は業界団体とのつながりも深く、県連は総選挙よりも来年の参院選や県議選を案じ、
党本部に地元の意向も反映するよう要望している。(岡村夏樹)
党本部は年内にも、小選挙区の支部長に誰がふさわしいか決める方針だ。
県内では選挙区で当選した梶山弘志氏ら現職3人がすでに決定。
落選したが、惜敗率、年齢で基準を満たした葉梨康弘氏と丹羽雄哉氏にも、本部から内定が出ている。
ここから漏れているのが前職2人だ。
「新しい自民党を訴えるためにも、若い候補者の方がいい」。10月下旬、衆院1区を地盤にする県議が集まった。
複数の県議から「赤城さんでは勝てない」などという露骨な意見が続出したという。
中には、公募による候補者選定が必要だとする県議もいた。
7選を目指した赤城氏は総選挙で民主の福島伸享氏に大敗。惜敗率は61・2%と党本部の基準を大きく下回った。
しかし、10月24日にあった県連の臨時大会で赤城氏は、最前列で出席者を迎え、
握手をするなど次期総選挙に向けた活動を始めている。
岡部氏も惜敗率が60%を割り込み、党本部の方針に照らせば「次」はない。
岡部事務所は今後について「党本部の方針もあるので、今のところはまったくの白紙」とし、進退を明言していない。
ただ、赤城、岡部両氏に共通するのが、支援団体とのパイプの太さだ。
赤城氏は農協団体との結びつきが強く、岡部氏は父親の英男氏が県建設業協会の会長を務めている。
政権交代で、これまで自民を支持していた団体の「くら替え」が目立つ中、県連としては、
来夏の参院選とその後の県議選に向け、業界団体が民主に傾斜する流れを何とか食い止めたい考えだ。
県議らの「赤城降ろし」の声とは一線を画し、農協の政治団体「県農協政治連盟」の市野沢弘委員長は
朝日新聞の取材に対し、「他がいるわけではないので、当然、赤城氏でもう一度戦うべきだ」などと述べ、
次期総選挙での赤城氏支援に前向きな姿勢を示している。「地元」の意見は統一されていない状況だ。
ある県連幹部は「1区と5区に関しては、年内に支部長を決定するのは難しい。
新しい人を選ぶにしても、選定には責任が求められ、時間が足りない」と話している。
朝日新聞
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000911180003 ▽過去スレ
【衆院選】 茨城1区で敗北・赤城徳彦元農水相「麻生総理の政策、間違っていなかった。どこに責任があると言える立場ではない」と涙
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1251667331/