J.D.パワー アジア・パシフィックは11月11日、2009年の個人向け携帯電話サービスの
顧客満足度に関する調査結果を発表した。
同調査は北海道、東北、北陸、関東、東海、関西、中国、四国、九州、沖縄の
全国10地域で携帯電話の個人利用者を対象に、携帯電話サービスの満足度と
利用実態を調べるもの。11回目となる今回は7月末から8月末に訪問調査を実施し、
有効回答数は7500人となった。
顧客満足度の測定では5つのファクターを設定しており、総合満足度に対する影響度が
高い順に「顧客対応力」「電話機」「各種費用」「通信品質・エリア」「非音声機能・サービス」
となっている。総合満足度スコアは、各ファクターの複数の詳細項目に対する顧客の
評価をもとに算出し、満点は1000ポイントとしている。
個人向け携帯電話サービスの総合満足度ランキングでトップとなったのは、
576ポイントを獲得したau。満足度を構成する5 つのファクターのうち、「電話機」
「通信品質・エリア」「各種費用」で他社を上回る評価を得た。同社は2007年、
2008年に続いて3年連続でトップを獲得したことになる。
第2位は572ポイントでNTTドコモ。「非音声機能・サービス」「顧客対応力」で
最も高い評価を得ており、いずれも2008年から満足度が上昇している。
「通信品質・エリア」に対する満足度も3年連続で上昇しており、「通信品質・エリア」の
評価はauと僅差となった。第3位は538ポイントのソフトバンクモバイルで、「非音声機能・
サービス」の満足度が高まっている。
同調査によれば、「各種サービスが受けられる優待会員制度」「故障、破損・盗難などに
対する保証サービス」「PCや携帯電話からの申し込み/変更などの各種手続き」
「請求書に同封するチラシやメールでの利用者向けの情報」といった、キャリアが
提供する各種サービスを利用している人と、利用していない人の満足度/ロイヤリティを
比較すると、サービスを利用している人ほど満足度が高く、利用キャリアに
対するロイヤリティも高いことが分かったという。こうしたサービスを提供していくことが、
顧客満足度を高め、顧客との関係性を強化していく上で有効になるとしている。
引用元 EXCITE
http://www.excite.co.jp/News/it/20091112/Itmedia_mobile_20091112082.html