■主張の食い違い「なぜ?」 初の無罪主張の被告に裁判員
無罪を主張する被告を初めて審理する裁判員裁判2日目の審理が
11日、大阪地裁であり、被告人質問で裁判員がドイツ人被告に
「検察側の冒頭陳述とあなたの主張は異なるが、どういうことで
しょうか」などと素朴な疑問をぶつけた。
覚せい剤取締法違反(営利目的の密輸)などの罪に問われたドイツ
国籍の女性エステティシャン、ガルスパハ・ベニース被告(53)は
10日の初公判で裁判員裁判では初めて無罪を主張した。
被告は、捜査段階では容疑をおおむね認めていたとされるが
「話を聞き入れてもらえず、あきらめていた」と取り調べを批判。
裁判員は繰り返される検察、弁護側の激しい攻防に身を乗り出し、
真実を読み取ろうと被告の表情に目を凝らした。
公判は11日結審し、判決は13日に言い渡される。
■ソース:共同通信
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111101000548.html