枯れ木にトキの花が咲いた−。新潟県佐渡市で、9月29日に放鳥されたトキが一度に
6羽いるところが25日、確認された。昨年放鳥された2羽と一緒にエサを食べる姿も
目撃されており、群れによる繁殖への期待が高まっている。
環境省によると、飛び立つのに成功した19羽のうち、多くのトキが放鳥ケージ近くに
とどまっている。2、3羽のグループで行動しており、昨年放鳥された2羽の先輩トキが
エサ場にしている休耕田を“共有”しているという。
昨年9月の放鳥では1羽ずつ小箱に入れて放したため散り散りになった反省から、
今年はケージを開放してトキが飛び立つのを待つソフトリリース方式を採用。
笹渕紘平・環境省自然保護官は「ソフトリリースの効果で環境になじむことができている
ようだ。エサ場を一緒にする中で、群れとして行動するようになってくれれば」と話している。
ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091025-00000567-san-soci