■谷川衆院議員 政治活動費で芸者遊び 自民・長崎 返金、報告書訂正へ
自民党の谷川弥一衆院議員(比例九州ブロック)が代表を務める党長崎県
第三選挙区支部が2008年政治資金収支報告書に、会合に呼んだ芸者の
料金を組織活動費として計上していたことが13日、分かった。西日本新聞の
取材に、同支部は「谷川の個人的な会食で不適切な支出」と認め、近く谷川氏
から全額返金を受け収支報告書を訂正する。
同支部によると、同年7月に長崎県内で谷川氏や国会議員が出席して開かれた
会食の際、芸者を呼んでサービスを受けたという。同支部は「花代」名目で15万
5736円を芸者を派遣した長崎検番に支払い、収支報告書には領収書も添付
している。会食の目的は個人的なもので、政治活動とは関係なかった。
取材に対し同支部は事実関係を認め、「個人的な会食の『花代』であり、政治
活動とは言えない不適切な支出」と説明。谷川氏に返金を求め、谷川氏もこれに
応じた。
同支部には同年、党本部から計1800万円の寄付金が配分されているが、
その一部には税金で賄われる政党交付金も含まれる。政治資金問題に詳しい
上脇博之神戸学院大法科大学院教授(憲法学)は「会合に飲食を伴うことは
あっても、芸者遊びまで政治活動とするのは明らかにおかしい。さらに問題
なのは、そのような活動に実質的に税金が使われているということ。私費で
賄うべきで返金は当然」としている。
■ソース:西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/128036