★公明、参院神奈川補選も自主投票へ…自民に痛手
公明党は7日、参院神奈川補選(8日告示、25日投開票)で、
自民党候補者を推薦せず、自主投票とする方針を固めた。
公明党は同じ日程で行われる静岡補選でも自主投票の方針を決めており、
自民党との選挙協力見直しが来夏の参院選にも影響を与えそうだ。
両補選での自主投票方針は、8日の中央幹事会で正式に承認される。
参院神奈川補選をめぐっては、民主、自民、共産3党の各公認候補らが立候補を予定。
自民党は、公認候補への支援を公明党に要請していた。
神奈川補選の自主投票の方針は、公明党の井上幹事長と神奈川県本部代表の
上田勇・前衆院議員が7日、党本部で会談して決定した。
会談で、上田県本部代表は党本部の推薦を要請したが、
井上氏は「党本部としては自主投票にしたい。今の最優先課題は党の再建を図ることだ。
現時点で明確な方針を示せる段階ではない」と説得した、という。
上田氏は県本部推薦も模索したが、最終的には執行部の判断を受け入れた。
神奈川では、先の衆院選神奈川6区で、上田氏を自民党が推薦する一方、
他の小選挙区の大半で公明党が自民党候補を支援した。
県本部は選挙協力を次の衆院選でも継続することを前提に、
自民党公認候補を推薦することを党本部に求めていた。
公明党は、静岡補選では早々と自主投票の方針を固めた。
このため、神奈川でも同様の対応をすると「自公関係に大きな亀裂が入る」(党幹部)と懸念し、
推薦は出すものの、山口代表ら幹部らの投入を見送ることで決着を求める声もあった。
しかし、執行部は「今はモラトリアム(猶予期間)だ」(幹部)とし、
自民党との今後の選挙協力を白紙から再検討することを優先した格好だ。
過去の国政選挙で、全国で約800万票を集める公明党の選挙協力を重視してきた
自民党にとって、公明党の自主投票は大きな痛手となる。
自民党内では、来夏の参院選でも、比例選での見返りが期待できない場合などには、
自民党候補の推薦見送りにつながることを懸念する見方も出ている。
二階俊博選挙対策局長は7日、公明党関係者から神奈川の自主投票方針について
電話で連絡を受け、「(公明党の事情は)分かっている。お互い歩きながらやっていきましょう」と、
冷静に受け止める姿勢を示した。
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091007-OYT1T01171.htm ▽関連スレ
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