■キャバクラ業者に脱税容疑 2億8千万円、国税局が告発
経営するキャバクラの女性従業員らの給与から天引きした源泉所得税など
計約2億8千万円を脱税したとして、東京国税局が所得税法違反と消費税法
違反の容疑で、東京都豊島区の飲食店経営会社と社長を東京地検に告発
したことが5日、分かった。
告発されたのは飲食店経営会社「ティーアンドシープロデュース」と同社の
鈴木武将社長(31)=東京都中央区。同社側は事実関係を否定している。
関係者によると、鈴木社長は都内で「クラブインフィニティー」「クラブ無限」
などキャバクラ4店舗を経営。2008年6月までの約1年半の間に、女性
従業員らから徴収した源泉所得税のうち計約1億6千万円を納付しなかった
疑いが持たれている。
また、同社は女性従業員を直接雇用していたのに、別会社から派遣された
形に仮装。女性に支払った給料など人件費が消費税の控除対象となるよう、
この会社への外注費と偽って計上し、08年3月期までの3年間に消費税
約1億2千万円も脱税していたとされる。
法人登記によると、ティーアンドシー社は01年7月設立で、資本金300万円。
主な事業目的はキャバクラなどの飲食店経営のほか、ネイルサロン経営や
日用雑貨の輸入販売となっている。
■ソース:共同通信
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100501000323.html