★パーティー券 90%近く匿名
NHKが、現職の国会議員の資金管理団体や政党支部が提出した去年1年間の
政治資金収支報告書を調べたところ、パーティー券収入のうち、
買った人の名前がわからない匿名の資金の割合が90%近くを占めることがわかり、
政治資金の透明性をめぐる課題があらためて浮かび上がっています。
政治資金規正法では、政治献金の額が年間5万円以下の人や、
政治資金パーティーのパーティー券の購入額が20万円以下の人は、
収支報告書に名前を記載する必要がありません。
NHKは、現職の国会議員661人の資金管理団体やそれぞれの議員が
代表を務める政党支部について、平成20年分の政治資金収支報告書を調査しました。
その結果、政治献金の総額はおよそ120億1000万円で、
このうち名前を記載する必要のない、いわゆる匿名の献金の総額は
およそ5億4000万円、全体の4%でした。
一方、政治資金パーティーのパーティー券収入の総額はおよそ64億6000万円で、
このうち購入者の名前を記載する必要のない匿名の資金は57億7000万円と、
全体の89%を占めました。政治資金パーティーを通じて集められた資金のほとんどが、
誰が提供したのかわからない状況となっています。
これについて、アメリカの政治制度が専門の専修大学の藤本一美教授は
「政治資金パーティーは個人から広く資金を募るのが目的だが、実態は、
個人ではなく企業が社員に行かせるなど、企業献金になっている場合もある。
資金の出どころがわからなくならないよう、政治資金パーティーの透明性を
もっと高める必要がある」と話しています。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015812371000.html# ▽関連スレ
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