★小沢氏、ようやく活動再開=参院選へ地方行脚−民主
鳩山政権発足以来、沈黙を守っていた民主党の小沢一郎幹事長が30日、ようやく始動した。
同日は静岡市入りし、10月の参院補欠選挙や来年夏の参院選に向けた地方行脚をスタート。
政権交代後、初の論戦が行われる臨時国会に向けた党の態勢づくりも本格化させた。
小沢氏は9月15日の幹事長就任後、議会運営などの調査を目的に、下旬に英国を訪問。
しかし、幹事長代理などの役員人事も決めずに外遊したことや、滞在中の動静がほとんど
伝わらなかったことから、党内外に憶測を呼んでいた。
30日は静岡市で就任後初の会見に臨み、10月25日投開票の参院静岡、神奈川両選挙区補選の勝利に向け、
「鳩山政権になって初めて迎える国政選挙だ。党として全力でバックアップしていきたい」と表明。
来年の参院選で改選数2以上の選挙区に複数候補を擁立する方針も示し、「選挙の小沢」として活動再開を宣言した。
小沢氏が目標に据えるのは、参院での単独過半数獲得だ。
民主党は現在、単独では109議席で、統一会派を組む国民新党などを合わせても118議席と過半数に4議席足りない。
この日の会見でも「補選は非常に大きな1議席だ」と強調し、両補選を単独過半数へのステップに位置付ける考えを示した。
小沢氏は当面、補選対応を重視し、神奈川にてこ入れに入ることも検討。
並行して、参院選候補発掘のための行脚を始めるほか、10月1日に神戸市入りするなど地方選対策にも力を注ぐ構えだ。
選挙対策と並んで小沢氏が重きを置くのが国会対策だ。
30日には他の役員人事に先行して、国対副委員長20人を決定。
新人の衆院議員143人を副委員長の下で「即戦力」に育てる構想を始動させた。
「どんな法案も国会を通らなければ絵に描いたもち」(国対幹部)というわけだ。
もっとも、国対副委員長に決まった20人には小沢氏に近い議員が目立つ。
小沢氏は「法案の生殺与奪」を掌握したとも言え、党内では
「小沢氏は政府の政策決定にも隠然と影響を及ぼし始めるのでは」(中堅)との警戒感もくすぶっている。
(2009/09/30-21:00)
時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009093001044 ▽関連スレ
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