米大使館職員がロシアで買春? 国務省は全面否定
米国務省職員による買春の現場を映したと称する映像がロシアの
ウェブサイトに掲載される問題が起き、米国務省は24日、映像は
この職員を陥れるためのでっち上げだとの見方を示した。
問題の映像はロシアのタブロイド紙のウェブサイトに掲載され、
その後インターネットで広まった。在モスクワの米国大使館に
勤務する男性職員がホテルの一室とみられる部屋に1人でいる
場面が映り、その後電気が消えて字幕だけが表示されたという。
米国務省のケリー報道官はこの映像について「中傷工作」だと
断言、「規律正しい職員がインターネットを利用して中傷された
ことは遺憾だ」と述べた。職員本人も買春の事実を否定しており、
上司である駐ロシア米国大使も全面的な信頼を寄せているという。
別の国務省高官によれば、この職員は職務の一環としてロシアの
宗教団体や人権団体と接触があり、映像はその関連ででっち上げ
られた可能性があるという。
ロシア外務省はこの問題についてコメントを避けているが、米国務省
高官によれば、ロシア政府と外務省は「極めて協力的な姿勢」を
示しているという。
■写真:ロシアのタブロイド紙のサイトに掲載された問題の映像
http://www.cnn.co.jp/usa/images/CNN200909250005.jpg ■ソース:CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200909250006.html