★全精社協元次長がデータ消去か 資金操作隠ぺいの可能性
大阪地検特捜部に逮捕された社会福祉法人「全国精神障害者社会復帰施設協会(全精社協)」の
元事務局次長五月女定雄容疑者(58)が、2007年度分の支出を記録した会計ソフトの
データを消去した疑いがあることが26日、協会関係者への取材で分かった。
会計ソフトは協会の経理担当だった五月女容疑者しか扱えず、
不明朗な資金操作の隠ぺいを図った可能性があり、特捜部は経緯を調べる。
協会元幹部によると、収支は毎日、東京都文京区の本部事務所(今年3月に閉鎖)の
パソコンに入っていた会計ソフトで管理。五月女容疑者と事務員2人が事務所に常駐していたが、
ソフトの起動パスワードは五月女容疑者しか知らなかった。
昨年11月に五月女容疑者が退職後、協会関係者がパソコンを調べると、
07年度分の会計データがなくなっており、事務員の一人が「五月女容疑者が消した」と証言した。
協会の内部調査で、07年度に自民党元議員の政治資金パーティー券や、
厚生労働省の元部長に大半が渡ったとされる商品券を購入した領収書が事務所で見つかったが、
支出を確認できる記録は残っていなかった。
47NEWS
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092601000418.html