八ツ場ダム中止なら負担金返還 前原国交相
前原誠司国土交通相は19日、八ツ場ダム(群馬県)建設を中止した場合、水道水の供給を受ける埼玉など1都4県などが
特定多目的ダム法に基づき支払ってきた利水負担金1460億円は返還すると明言した。
NHK番組に出演後に「法に基づき出資してもらったものは返還するのが当たり前。中止した場合はお返しする」と記者団に
語った。
また前原氏は利水負担金とは別に、治水で恩恵を受ける6都県が支払ってきた直轄事業負担金525億円などの返還にも
「考えていきたい」と述べ、返還を視野に入れていることを明らかにした。
前原氏は17日の記者会見で、ダムの中止で負担金の返還が必要になることなどから、中止費用が事業継続の費用を上回ったとしても
中止する考えを強調していたが、負担金の返還にはこれまで具体的に言及していなかった。
埼玉県の上田清司知事ら流域の6都県などが、中止すれば負担金の返還を求める考えを示していた。
八ツ場ダムの総工費は約4600億円。既に7割の事業が終了、今年10月に本体工事に着手し2015年度に完成する予定だった。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009091901000854.html これが民主党の言う政治主導ってやつですか