経営統合交渉を進めているキリンホールディングスと
サントリーホールディングスは15日、公正取引委員会に
統合が独占禁止法に抵触しないか判断を求める事前審査を申請した。
統合後の商品ごとのシェアや大まかな事業計画などをまとめた書類を提出。
国内の合計シェアが約5割になるビール系飲料などを中心に審査を受ける。
事前審査には最大で数カ月かかるとみられる。キリンとサントリーは
統合交渉入りが明らかになった7月中旬、公取委に交渉を進めていることを説明。
現在、担当役員らを中心とする専門チームが統合比率や人事などを詰めており、
年内の基本合意を目指している。
両社の2008年のビール系飲料のシェアは、キリンが37.2%、
サントリーが12.4%で合計で49.6%とほぼ5割に達する。
また、ワインでもキリンが20.7%、サントリーが18%と38.7%(日経推定)になるなど
アサヒビールなどの競合他社を引き離す。
◆ソース 「NIKKEI NET」 9月15日
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090915AT1D1508G15092009.html