1000年前のバイキングの財宝、大英博物館などで展示へ
[ロンドン 27日 ロイター]
英北部のハロゲート近郊で親子のトレジャーハンターが2007年に金属探知機を使って見つけたバイキング
の財宝を、2つの博物館が110万ポンド(約1億7000万円)で買い取り、来月から展示する。
財宝は1000年ほど前のもので、アフガニスタンやアイルランド、ロシア、スカンジナビア半島からの品々も含
まれており、中世に文化的な接触が広がっていたことを示している。財宝を買い取ったロンドンの大英博物館と、
英北部のYork Museums Trustは、160年ぶりの貴重な発見だと高く評価している。
硬貨617枚と67点の品々のうち多くは、9世紀の中ごろにヨーロッパで作られたと見られる金メッキを施した
銀の器に入れられていた。これらの品々は、鉛のケースの中に保管されていたため、状態が良好だった。
専門家は、927年にアングロサクソン人の王アゼルスタンがノーサンブリアを制圧しイングランド全土を支配
した際、裕福なバイキングが財宝を守るために地中に埋めたのではないかと分析している。
■ソース:Reuters 2009年 08月 28日 17:49 JST
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-11230420090828