不動産販売会社「ABCホーム.」の脱税事件で、法人税法違反に問われた元会長塩田大介被告(41)らの判決が28日、
東京地裁であった。
片岡理知裁判官は、「計画的犯行で悪質」と述べ、塩田被告に懲役2年、執行猶予4年、
罰金1800万円(求刑・懲役2年、罰金3100万円)、同社に求刑通り罰金1000万円の有罪判決を言い渡した。
塩田被告の税務コンサルタントだった小山操被告(49)は、懲役6月、罰金120万円(求刑・懲役10月、罰金150万円)の実刑とした。
判決によると、塩田被告は、2004年6月期までの2年間に、架空の仲介手数料を計上して同社の所得を隠し、
法人税計約1億3900万円を免れた。このうち、小山被告は04年6月期分の脱税に関与した。
この事件では、同社顧問だった弁護士の田中章雅被告(56)も同法違反に問われ、公判中。
(2009年8月28日11時30分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090828-OYT1T00493.htm