#日本兵捕虜リスト、沖縄埋葬の30人特定
米国立公文書館で発見された太平洋戦争中の日本兵捕虜死亡者リストで、
沖縄に埋葬されたと記録された約30人の身元が、NPO法人「戦没者を慰霊し
平和を守る会」(佐賀県みやき町)の調査でほぼ特定された。いずれも遺骨は
遺族に返還されておらず、同会は「リストを基に調べれば、遺骨を発見できる
可能性がある」として、17日にも厚生労働省へ調査を求める。
リストは、米国の戦争捕虜に関する情報機関が1952年に作成し、5979人分の
氏名や埋葬地などを記載。このうち、沖縄に埋葬されたと記された240人について、
同会は沖縄県糸満市の平和祈念公園内にある「平和の礎(いしじ)」に刻まれた
戦没者名と照合した。約180人の氏名が一致し、氏名の漢字や出身県が
判明したため、情報提供を呼びかけていた。
これまでに沖縄、福岡、香川、愛知、群馬、宮城、北海道などの戦没者約30人の
遺族から情報提供があった。いずれも戦死公報などで沖縄で戦死したとされ、
同会は「同一人物である可能性が高い」と見ている。
発見 「日本兵捕虜埋葬名簿」はこちら(
http://kyushu.yomiuri.co.jp/yomiuri/horyo/)
(2009年8月16日 読売新聞)
ソース:読売新聞
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090816-OYS1T00390.htm