65年ぶりに遺書に“再会” 宇都宮の元特攻隊員石島さん「精いっぱい生きる」
(8月13日 05:00)
【宇都宮】駒生町の税理士・公認会計士で、元特攻隊員の石島吉造さん(86)は、戦時中に自分が書いた
遺書に65年ぶりに"再会"、「歴史の一こまを知ってほしい」と刷り物にし友人らに配った。
石島さん自身すっかり忘れていた遺書は、妻の京子さん(83)が長年大切に保管していた。
死に赴く決意などをつづった遺書に石島さんは「残りの人生を精いっぱい生きたい」と平和への思いを
新たにしている。
石島さんは早稲田大商学部在学中の44年に学徒出陣予備学生として入隊。千葉県神池航空隊で厳しい訓練を
受け、45年に海軍特攻隊桜花隊に配属。京都・比叡山で出撃待機中に終戦を迎えた。
特攻出撃者の氏名発表直後に長姉(故人)あてに書いた遺書は、200字詰め便せん8枚に当時の不利な
戦況と「神州不滅」などとして突撃する決意がつづられている。この遺書を義姉から預かった京子さんは、
巻物にして保管。子や孫に伝えるつもりだったが「印刷するなら多くの人に知ってほしい」と同じ巻物の
体裁で500部刷った。
ソース
65年ぶりに遺書に“再会” 宇都宮の元特攻隊員石島さん「精いっぱい生きる」
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20090812/192199 >>2以降に続きます