2009.8.13 00:38
米国製の映画や音楽ソフトなどの流通に関する中国の国内規制が
世界貿易機関(WTO)協定違反だとして米国が中国を訴えていた通商紛争で、
WTO紛争処理小委員会(パネル)は12日、中国がWTOルールに違反しているとする
米側勝訴の最終報告書を公表した。
WTOに持ち込まれた米中通商紛争で、中国が敗訴したのは自動車部品関税
知的財産権の保護問題に続き3度目。米国は、輸入映画や家庭向けのDVD、
音楽CDなどを中国国内で販売する場合、特定の国有企業にだけ輸入権を与えるなどの
中国の規制が外国メディア企業を不当に差別しているとして提訴していた。
報告書はこれらがWTOルール違反だと認定し国内制度の「改善」を要求。
カーク米通商代表は「米国のメディア・出版業界に重要な勝利をもたらした」などとする談話を発表した。(共同)
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090813/fnc0908130040000-n1.htm