今夏、サッカー史上最高額の8000万ポンド(当時:約124億円)で、
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがマンチェスターU(イングランド)から
レアル・マドリー(スペイン)へと移籍したプレミアリーグ。
だが、チーフ・エグゼクティブを務めるリチャード・スクダモア氏は、
才能ある選手たちが今後もリーグを離れていくことに不安は感じていないようだ。
ロイター通信が報じている。
ポンド安の影響や所得税率の高さから、C・ロナウドに続くタレント選手の流出を
心配する声も上がるプレミアリーグ。それでも、スクダモア氏は「私は至って冷静だよ。
例えば2年間で100人のC・ロナウドが去り、我々の下に誰もいなくなれば、
今とは違う見方をするだろうけどね」と、悲観していないことを強調している。
また、同氏は「移籍市場が閉まる9月1日にまた話そうじゃないか。
数人の選手がいなくなるかもしれないが、代わりに数人の選手を獲得しているはずさ」と続け、
一部選手がリーグを離れても、同様に才能ある選手がイングランドにやってくるとの見解を示した。
現在の経済危機が発生する前から、プレミアリーグは20クラブで計31億ポンド(約4882億2000万円)の
負債を抱えていた。だが、スクダモア氏は「この18カ月間のやり方には満足している」とコメント。
「各クラブはチケット販売にも柔軟性を見せ、スタジアムを満員にし続けた。
新シーズンの年間シート販売も非常に好調なようだ」と続け、財政面も心配していないと話す。
プレミアリーグは2月に、2010-11シーズンからの3年間の国内テレビ放映権について、
5%増額となる17億8000万ポンド(約2803億3000万円)で売却したことを発表した。
スクダモア氏は「最も大事なのが国内テレビ放映権だ」と述べており、
今後4シーズンでの放映権収入をすでに確保したことが、同氏の楽観的な姿勢につながっているようだ。
Yahoo!スポーツ - 海外サッカー - (8.12 12:03)
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