アメリカンホーム保険は10日、昭和59年6月から平成18年10月に販売していた傷害保険で、
計1万3205件、約3億6800万円の解約返戻金の支払い漏れが発覚したと発表した。
該当の契約者に経緯を説明するダイレクトメールを送付するとともに、電話による謝罪、遅延損害金を含めた支払いを行う。
対象となったのは「保険金額逓増特約」付きの普通傷害保険で、
昭和59年9月17日から平成21年5月7日の間に解約の手続きが行われた契約。
1件あたりの支払い漏れ金額は最大で約15万円にのぼる。
販売当初につくった事務処理手続きにミスがあり、誤って解約返戻金の支払いが
発生しない商品として取り扱っていたという。今年4月に社内で発覚し、社内調査で全契約を特定した。
遅延損害金だけでも約2億4000億円にのぼる。アメリカンホームは、
今後、経営陣の報酬カットなどの社内処分を行うとともに、再発防止策として
事務処理手続きが適正に行われたかを検証する態勢をつくるという。
MSN産経ニュース 2009.8.10 16:05
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090810/fnc0908101606018-n1.htm