(CNN) 世界保健機関(WHO)は4日、新型インフルエンザ(H1N1型)の死者が7月末時点で、
1154人に達したと発表した。確認された感染者数は全世界で16万2380人だが、現在は感染の報告を義務付けておらず、
全世界の感染者数はこれを大きく上回ると見られている。
今年4月に米国とメキシコで確認されて以来、約3カ月ほどで新型インフルエンザは全世界に広まった。
これまでに、少なくとも1人の感染者を確認した国は世界で168カ国・地域に上っている。
新たに感染が確認されたのは、アゼルバイジャン、ガボン、グレナダ、カザフスタン、モルドバ、モナコ、ナウル、
スワジランド、スリナムとなっている。
北半球では今後、インフルエンザが流行する冬を迎えることから、ワクチンの備蓄が急務となっている。
英国に本拠を置く製薬大手グラクソ・スミスクラインは4日、H1N1型用ワクチン9600万本の供給で、
世界9カ国と契約を結んだと発表した。
同社はすでに、H1N1型用ワクチン1億9500万本の供給、2億5000万ドル相当の契約を結んでいる。
また、WHOに対し、ワクチン5000万本を寄付することを決めている。
CNN.co.jp:新型インフルエンザ死者、世界で1100人突破 WHO
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200908060001.html