【徳島】住吉丸の悲劇伝えたい 鳴門市島田小学校ただ一人の在校生が朗読会[09/08/05]

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住吉丸の悲劇伝えたい 島田小ただ1人の在校生・田中君が朗読会

 鳴門市の島田小学校のただ一人の在校生、田中大志(ひろし)君(12)=6年=が6日、終戦直前に起きた住
吉丸事件を伝える朗読を大麻町桧の賀川豊彦記念館で行う。学校のある島田島の沖合で海軍少年兵82人が
米軍の空襲を受け犠牲になった事件。同校では地元の悲劇を語り継ごうと、昨年から朗読に取り組んでおり、
児童が一人になった今年も市民向けに披露する。

 朗読は、戦争の資料写真をスクリーンに映しながら、住民の証言を基に当時の救出風景を再現したシナリオを
20分間発表するもの。昨年は市内外の学校から朗読依頼が相次ぐなど注目を集めた。

 二人三脚で取り組んできた一つ年上の岩本渚さん(13)が今春卒業。田中君はその直後の4月から、岩本さん
が担当してきた個所の暗記に取り組んできた。

 担任の村松由丈教諭(42)からは間の取り方や気持ちの込め方などの指導を受け、ICレコーダーに声を吹き
込んで、後で間違いがないか台本で確認する作業を繰り返している。

 田中君は本番を前に「不安はあるが、命懸けで少年兵を救った漁師さんの気持ちや戦争の怖さをできるだけ伝
えたい」と抱負を語っている。

 会場には、住吉丸事件で救出された元海軍少年兵大島正純さん(79)=兵庫県西宮市在住=も駆け付け、
昨年亡くなった元生存者の手記を朗読する。

 朗読は、広島・原爆の日に合わせて開く「平和祈念朗読会」の中で行われる。平和運動家として活躍した賀川
豊彦の著書も朗読される。朗読会は午前10時から。

 《住吉丸事件》1945年8月2日に発生。宝塚海軍航空隊予科練習生109人を乗せた船が、鳴門・撫養港から
淡路島の要塞(ようさい)強化に向かう途中、島田島の沖合2キロで米軍機の空襲を受けた。82人が死亡し、
10人が不明。生き残ったのは地元の漁師に助けられた17人だけだった。

【写真説明】朗読会に向け練習する田中大志君=鳴門市の島田小学校
http://www.topics.or.jp/data/t_local_news/news/2009/08/200_H4Uh99ZZ.jpg

■ソース:徳島新聞社 2009/8/5 10:51
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/08/2009_1249437121.html
2名前をあたえないでください:2009/08/07(金) 22:14:10 ID:ZLCwIzum
っふ
3名前をあたえないでください
在校生一人ぼっちて・・