【写真】日本を代表する写真家土門拳、幻と化していた「自選作品集」が復刊[09/07/20]

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土門拳の写真人生概観 幻の「自選作品集」復刊

 日本を代表する写真家、土門拳が生前に出版しながら、巨大さと高価さゆえにすぐ入手困難となり、
幻と化していた「土門拳自選作品集」が世界文化社から復刊された。
初期から全盛期までの作品を網羅し、巨匠の写真人生を概観する写真集だという。

 B4判の3巻セットだった超豪華な旧版を、新装版ではA4判として1冊にまとめた。
オリジナルプリントに近い色や濃淡を再現するため、土門の内弟子だった写真家の藤森武さん(67)が監修にあたった。

 「凸版印刷でも、かつての“土門番”だったベテラン職人が集まってくれた。
退色したカラーフィルムをデジタルで作り直したり、グラビア印刷の版をオフセット印刷用に加工したり
…元の写真集より良くなったかもしれませんね」

 藤森さんによると、土門は生前、ほとんど写真展をやらなかった。写真は出版を前提に撮影していたという。
「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」「古寺巡礼」…意欲的に写真集を発表し続けたリアリズム作家が、
447点の写真を収めた“ベスト版”として「自選作品集」を出版したのは昭和52年だった。土門は序文にこう記す。

 ≪ぼくの写真というのは、撮り始めたときから始まって、最後に近い写真に至るまで、
ただものが写っているだけである(中略)目に見える物、ぼくの感情をゆさぶって撮らしめるもの、何も他には変わったことはない≫

 「先生には、たとえば国宝だから、有名だから撮っておくというような、そういう姿勢はまったくなかった。
好きなものを好きなように撮っていた。それは一貫してましたね。この作品集には、そういう写真人生がはっきりと出ていると思います」

 写真家を揺さぶったものが何だったのか、想像しながらページを繰るのも一興かもしれない。
1万3650円。ちなみに旧版は全3巻が5万8000円だった。(篠原知存)

◆画像:復刊した「土門拳自選作品集」
http://sankei.jp.msn.com/photos/culture/arts/090720/art0907200928000-p1.jpg
◆画像:復刊した「土門拳自選作品集」の監修に当たった元弟子の写真家、藤森武さん=東京都練馬区のスタジオ
http://sankei.jp.msn.com/photos/culture/arts/090720/art0907200928000-p2.jpg

■ソース:MSN産経ニュース 2009.7.20 09:25
http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/090720/art0907200928000-n1.htm

■土門拳記念館ホームページ
http://www.domonken-kinenkan.jp/
2名前をあたえないでください:2009/07/21(火) 00:08:23 ID:qjQ0zJZw
土門はぶちくさが面白いのだが
写真はちょっとアレだなw
3名前をあたえないでください:2009/07/21(火) 00:22:56 ID:OQljyR7S
日本では神様 海外では?
4名前をあたえないでください:2009/07/21(火) 01:07:42 ID:Vk9uhMST
>>3

ゴルフの石川遼よりは知名度はあると思う。
 内弁慶プレイヤーとは違うし・・・・。
5名前をあたえないでください
写真家土門拳

男塾に出てくる流派かと思った