ヘルニアの手術で先月、海外での公演を取りやめた指揮者の小沢征爾さんが17日、
横浜市の神奈川県民ホールで公開された「小沢征爾音楽塾オペラ・プロジェクト」の
リハーサルに参加。力強い動きで“復活”ぶりを披露した。
プロジェクトは若手音楽家の育成を目指すもので、今年が10回目。
「ぐんぐん伸びる若者とやるのは本当に楽しい」と話す小沢さんは、
時折大きな声で指示を与えながら若い才能をリードした。
身をかがめる際にまだ痛みがあるというが「前より集中力はあるみたい」と話した。
演目は、グリム童話でも有名なフンパーディンク作曲の歌劇「ヘンゼルとグレーテル」。
20日の同ホールを皮切りに、東京、大津、名古屋、浜松で公演する予定。
小沢さんは先月、鼠径ヘルニアの手術で緊急入院し、ウィーン・フィルハーモニー
管弦楽団のパリ公演などをキャンセルしていた。
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