中国人を日本に集団密航させた上、不法就労させたとして、
警視庁と千葉県警などは十六日、入管難民法違反
(営利目的集団密航助長)の疑いで、下野市石橋、
無職趙晶恰容疑者(39)ら中国人ブローカー二人を逮捕したと発表した。
警視庁組織犯罪対策一課によると、この事件では、在留資格の
申請書類を偽造したとして有印私文書偽造などの疑いで逮捕された、
さいたま市南区、李敬新容疑者(40)ら中国人ブローカー三人や
不法就労の中国人を含め、逮捕者は計十一人に上った。
同課は、李容疑者らのグループが、中国の大学卒業証明書や
日本の会社の雇用契約書を偽造し、一年半前から百人以上の中国人を
不正な就労資格で集団密航させ、三億円を稼いだとみている。
趙容疑者らの逮捕容疑は、昨年六月二十九日、中国人の男二人を
技術開発の資格で不正に入国させ、千葉県柏市内のパン製造会社などで
不法就労させたとされる。一部のブローカーは容疑を認めているが、
李容疑者は容疑を否認している。
◆ソース 「東京新聞」 7月17日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20090717/CK2009071702000087.html