【ニューヨーク15日時事】
経営危機に陥り政府に救済を要請していた米ノンバンク大手CITグループは15日、
当局との協議が終了し、新たな公的支援は得られそうにないとする声明を発表した。
これにより同社は、場合によっては破産法適用申請に追い込まれる可能性が出てきた。
CITの総資産は3月末時点で756億ドル(約7兆円)。
破綻(はたん)となれば、6月に破産法を申請した自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に次いで、
米史上4番目の規模の企業破綻となる。
また、昨年まで中小企業向け融資で米最大手だった同社が破綻すれば、
中小企業の連鎖破綻につながる可能性もあり、政府の対応が焦点となっている。(2009/07/16-09:57)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009071600210