【サンパウロ10日綾村悟】南米ボリビアの反米左派エボ・モラレス大統領は10日、
同国上院が大統領選挙などの選挙実施日程に関する法案を認可しなかったことに反発、
同日よりハンガーストライキを始めると発表した。
ボリビアでは今年1月、先住民の権利拡大や大統領の再選を可能にする憲法改正案が
国民投票にかけられ、賛成が過半数を超えて大統領派が勝利した。
モラレス大統領は国民投票での勝利後、憲法改正による選挙法改定に伴い、大統領選挙と
国会議員選挙を今年11月に行うと発表した。しかし、憲法改正に反発する反大統領派は、
野党が過半数を超える上院において選挙日程に関する関連法案通過を阻む「牛歩戦術」で対抗している。
モラレス大統領は、「(ハンストを通じて国民投票に賛成票を投じた)有権者の意思を守る」と言明、
労組幹部などモラレス大統領の支持者14人もモラレス大統領のハンガーストライキに参加すると表明している。
ボリビア初の先住民系出身でもあるモラレス大統領派は、2006年の就任以来、同国人口の
過半数を超える先住民族の権利拡大や貧困層対策を重視、憲法改正案には国会(下院)に
一定数の先住民枠を設けることなどが盛り込まれていた。
記事元:モラレス大統領が国会対策のハンスト入り−ボリビア(世界日報社)
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090410-225008.html I've got the second responce of this thread.