京都市は30日、無断欠勤や終業時間前の帰宅を繰り返していたとして、桂川緑地久我橋東詰公園
(南区)所属の北川満係員(54)を懲戒免職とした。
同じ職場の係長と係員計4人も中抜けしたり、終業より30分〜5分早い退庁を繰り返していたりしたと
して停職1か月の処分とした。3年前の不祥事続発以降、市は「不祥事根絶」をスローガンに取り組み
を進めてきたが、依然、職務怠慢の土壌があり、組織としてのチェック機能も十分果たされていなかった
ことが浮き彫りになった。
市によると、昨年の定期調査で同公園(所属5人)でグラウンド整備を担当する職員が早帰りしている
疑いが浮上したため、1月に集中調査を実施。その結果、北川係員は1か月間に4日間は無断欠勤し、
それ以外にも3日間は午後から勝手に帰宅、2日間は午後になってから出勤していたことが確認できた
という。
北川係員は無断欠勤は否定しているものの、早帰りについては「パチンコに行くなどした。認識が
甘かった」と謝罪しているという。北川係員以外の4人は同月、係長が昼食のため30分間、
中抜けした日があり、他の3人は午後から半日休を取った際に繰り返し勝手に昼休みを30分〜5分
程度前倒しするなどしていたという。
市の説明では、公園外の職場から北川係員らを監督する立場にあったスポーツ企画課の担当課長は、
出勤確認について公園に電話を入れる程度で、所在の把握が不十分だったという。
明石隆夫服務監は「このような職員がいまだにいたことは大変申し訳ない」とコメントを出し、松本和加子
監察課長は「組織として出勤・欠勤を確認する方法に甘さがあった。担当課長のチェックも不足していた」
としている。
ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090331-OYT1T00737.htm