チベット百万農奴解放50周年を記念する座談会は27日午前北京で開催され、全国政治協商会議の賈慶林議長が
これに出席しました。賈慶林議長は、「民主改革50年以来、チベットの様相が一新し、チベットの人々が真の主人公に
なった」とし、「今後チベット経済の飛躍的な発展を促進し、社会保障と生活改善に力を入れ、社会の安定と調和の
維持に取り組む」と述べました。
賈慶林議長は「旧チベットの政教一体の封建農奴制を廃止し、百万人の農奴を解放してから、50年の歳月が経った。
中国共産党と中央政府が一貫してチベットの発展に関心を寄せており、今後もチベット経済の飛躍的な発展の促進に
取り組む」とし、「社会保障と生活改善に力を入れ、チベット社会の安定と調和の維持に取り組み、中国共産党の少数
民族と宗教に関わる優遇政策を徹底的に実施していく」と述べました。
去年、チベット自治区のGDP・域内総生産が396億元近くに達し、1959年より65倍増えました。農民と牧畜民の一人
当たりの年間所得が3710元に達し、6年連続して二桁の伸びを保っています。平均寿命も50年前の36歳未満から今の
67歳に伸びました。旧チベットには本当の学校はありませんでしたが、今のチベットでは義務教育が普及し、率先して
無料教育を実現しました。
座談会に出席したチベット仏教の指導者、11世パンチェン・ラマは、「この50年間、チベットの人々の民主的な権利と
宗教、信仰の自由が十分に保障されている」とし、「民主改革は政教一体の封建農奴制を徹底的に廃止した。チベットの
庶民が主人になり、自分の運命を把握する新たな時代を作り出し、チベットが現代的な社会になりつつある。チベット
民主改革50年来、チベット自治区は『民族地域自治法』を全面的に実施し、諸事業を自主管理、運営している。宗教文化も
尊重、保護と継承されている」と述べました。
賈慶林議長は、「ダライ・ラマグループの企みはチベット族を含む中国人全体の国家を統一する決心を揺るがすことはない」
とし、「ダライ・ラマがいかに詭弁を弄し、扇動と破壊を企んでも、チベットが昔から中国の不可分の領土の一部分であるという
事実を変えることはできない。チベット民主改革50年来の成果を取り消すことはできない。チベットの繁栄と発展の歩みを
妨げることはできない」と強調しました。
http://japanese.cri.cn/881/2009/03/27/1s137717.htm