大証2部上場の塗料製造・販売会社「アサヒペン」(大阪市鶴見区)が、「割引料」と称し、下請け業者に支払う
代金を減額していたのは下請法(下請代金の減額の禁止)違反に当たるとして、公正取引委員会は25日、不当
に減額していた約4100万円を返還するよう同社に勧告した。
公取委によると、同社は平成19年7月〜20年8月までの間、塗料の原料などを製造する53の下請け業者に対
し、割引料名目で下請け代金の0.9〜3.0%を差し引いて支払い、計4138万円を不当に減額していたとされる。
約1000万円減額されていた業者もあったという。
同社は、2年ごろに取引を手形から現金に変更。そのさい下請け業者に金利分の差益が生じたことから、この分を
減額するよう要請したのが始まりだったという。同社は「指摘を受け止め、減額分をすみやかに返還したい」と話している。
2009.3.25 20:33 MSN産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090325/trl0903252034032-n1.htm