奈良市法用町にある「松谷建材」(同市川上町)所有の産業廃棄物最終処分場(面積約4.5ヘクタール)が放置状態にあり、
未処理のまま排水(滲出水)が流れ出すなど、住民から不安の声が出ていることが21日、分かった。
処分場は平成19年5月末に埋め立てを終了。その後、管理責任者の同社代表者が資金難に陥り、
現在は市も連絡が取れない状態という。
昨年12月からは水処理プラントが通電停止で全面ストップ。排水がそのまま水路に流れ出ている。
市は関係機関などと協議を始めているが、行政代執行の対象外とされ、対策に苦慮している。
問題となっているのは敷地内の管理型処分場(容量34万立方メートル)。昭和61年2月に稼働。
平成19年5月末に市に埋め立て処分終了届が、翌月には産廃処理業廃止届が提出された。
記事元:処理排水が流出-産廃処分場、放置状態(奈良新聞)
http://www.nara-np.co.jp/n_all/090322/all090322a.shtml