愛知県岡崎市の柴田紘一市長は3日、通年ナイター営業で好調な収益を上げている
蒲郡競艇(同県蒲郡市)の事業から2009年度末で撤退する方針を明らかにした。
10年度以降は、蒲郡市が単独で開催する。岡崎市議会3月定例会の代表質問に答えた。
柴田市長は「全国でナイターを開く競艇場が増える。施設が老朽化して、近い将来、
改修に100億円を超える費用が必要になり、楽観できない。歴史と文化の薫る
風格ある街を目指す市として撤退したい」と述べた。
蒲郡競艇は1955年に戦災復興事業として両市が共同で設置。事実上は蒲郡市が
単独で運営しているが、収益金の一部が交付金として、岡崎市に分配されている。
90年代は低迷が続いたが、06年度に全国で初めて通年ナイターを導入して以降に好転。
他の競艇場のレースの販売分を除く収益の25%にあたる岡崎市への交付金は、
08年度には7億円に達する見込みだったが、蒲郡市側が岡崎の取り分が多すぎるとして
減額を求めたため、2億円とする方針を両市で確認していた。
*+*+ 中日新聞 2009/03/03[16:22] +*+*
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009030302000237.html