皇太子さまは23日、49歳の誕生日を迎えられ、これに先立ち記者会見された。
天皇陛下が昨年11月に体調を崩し、
今年に入って宮内庁から負担軽減策が発表されたことについて、
「ご健康とご年齢とを考え、過度のご負担がかからないよう考慮が重要。
私として出来ることは、何であれお手伝いさせていただきたい」
と述べられた。同庁の羽毛田信吾長官が陛下の心労の一つに挙げた「皇統の問題」については、
「私は口を差し挟むべきではない」
と控えられた。
静養が続く皇太子妃雅子さまの体調に関しては、雅子さまが1月7日に5年4か月ぶりに
宮中祭祀(さいし)に臨まれたことなどを挙げ、
「本人が公務、祭祀の重要性を認識し、体調が許す限り頑張りたいと考えて努力している結果であると思います」
と語られた。その上で「何もかもというのは、まだとても無理です」と気遣われた。
学習院初等科1年生になられた愛子さまについては「心身共に大きく成長している」とし、
縄跳びの2重跳びが出来るようになったことや、秋篠宮さまを「おひげのおじちゃま」と呼んでいることを明かされた。
また、2004年の記者会見で、公務のあり方の見直しに言及したことについて、
「今までの公務を否定する考えは全くなく、時代の流れに沿っておのずと新しい考えが生まれてくる」
と改めて説明し、一例として現在熱心に取り組んでいる水問題を挙げられた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090223-OYT1T00022.htm