名古屋市営地下鉄の駅の助役が、知り合いの男に不正に銀行口座を作らせていたとして逮捕され、警察は、
助役が振り込め詐欺グループに口座を転売していた疑いがあるとみて調べています。
逮捕されたのは、名古屋市営地下鉄「東山線」の東山公園駅の助役、鈴木光秀容疑者(36)と、名古屋市
中川区の契約社員、対木栄二容疑者(51)の2人です。警察の調べによりますと、鈴木助役は、知り合いの
対木容疑者に他人に転売する目的で銀行口座を作らせ、通帳やキャッシュカードを手に入れていたとして
詐欺の疑いが持たれています。鈴木助役は4万円の報酬を支払って口座を作らせていたということで、警察
の調べに対し「作らせた口座を転売して金を稼ぎたかった」と供述しているということです。警察によりますと、
この口座には短時間に多額の金が入金され、振り込め詐欺に使われた疑いがあるほか、対木容疑者が
作った別の銀行口座は、去年の7月千葉市内で実際に振り込め詐欺に使われたことが確認されていると
いうことです。警察は、鈴木助役が対木容疑者に不正に口座を作らせては振り込め詐欺グループに転売
していた疑いがあるとみてさらに調べています。
ソース : NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014288141000.html