低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、県内各地は14日、気温が急上昇した。
静岡地方気象台によると、正午までに静岡市清水区で25・8度、同市駿河区25・5度を記録し、夏日となった。
両地点の観測史上、2月の最高気温。同気象台によると、静岡市が2月に夏日となるのは初めてという。
名古屋地方気象台は14日、静岡など東海地方で13日夜に春一番が吹いた、と発表した。
静岡地方気象台の観測によると、各地で平年より10度以上高めに推移し、14日正午までの最高気温は
熱海市網代24・3度、三島市23・0度、浜松市中区21・0度、御前崎市19・1度、南伊豆町石廊崎17・5度など。
各地で6月並みの陽気となった。気象庁は14日、低気圧の影響で東海地方などで15日にかけて、
海上を中心に風が非常に強くなるとして、暴風や高波への警戒を呼び掛けた。
強風と高波で富士急マリンリゾート(熱海―初島)、駿河湾フェリー(清水―土肥)、東海汽船(熱海―大島)のフェリー各社は、
いずれも午前中の便を欠航した。各社とも「午後便は海上の様子をみて決める」としている。
静岡市葵区の中心街では、半そでや脱いだ上着を手にして買い物に向かう人の姿がみられた。
日本列島は14日、北海道付近の低気圧に向かって南から暖気が流れ込み、静岡市のほか千葉県茂原市で
気温25度を超える夏日となるなど、各地で4月−6月並みの暖かさとなった。
午後も気温は上昇する見通しで、気象庁は積雪の多い地方はなだれや土砂災害に注意が必要としている。
記事元:静岡市で夏日25.8度 2月観測史上最高(静岡新聞)
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20090214000000000055