2008年12月度 医療介護系の平均賃金を発表(関東エリア)
2008年12月の医療介護系派遣の平均時給・平均月給(関東エリア)
介護系派遣の平均給低めの傾向
【関東の状況、職種別傾向について】
関東地方の職種別求人件数は、看護師が914件と一番多く、次に介護・ヘルパー職が
774件、薬剤師613件と続いております。一方平均給で見てみますと、
平均月給は介護・ヘルパー職195,129円と、看護師の平均月給255,775円に対してマイナス60,646円と大幅に低く、
平均時給で見ましても看護師1,784円に対して、介護・ヘルパー職1,278円と
506円も低く、給料が低いといわれている介護職の賃金の実態が読み取れます。
今回は初の報告でありますが、今後定期的にリサーチをして全国エリアまでの広げた数字の変遷を追ってご報告する予定です。
【今後の平均時給・平均月給の傾向】
介護職員の待遇改善のため3年ごとに改定されている介護報酬改定で、
2009年4月からの介護報酬を引き上げるため政府が調整に入りました。
これは他の業種と比べて賃金が低く、離職率が高い介護職員の待遇改善を
目指すのが目的といわれています。介護報酬改定では2000年度の介護保険制度導入以降、
03年度にマイナス2.3%、06年度に同2.4%(05年10月改定分を含む)と過去2回連続で引き下げられてきました。
今回の改定では3%の引き上げが予定されており、今後介護・ヘルパー職の平均時給・平均月給が上昇していくものと思われます。
http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=34631&php_value_press_session=a0396edc6a05817f1e33f6d2cacad1a2