1月29日12時2分配信 毎日新聞
県食と暮らしの安全推進課は28日、気仙沼市立階上(はしかみ)小で実施した
調理実習が原因とみられる集団食中毒が発生したと発表した。患者の1人から
ノロウイルスを検出。同小の5年生15人がおう吐や発熱を訴えたが、入院した
児童はなく、全員が快方に向かっているという。
同課によると、調理実習は23日に行われ、5年生2学級計49人と教員ら12人が
参加。「カキとワカメの酢みそあえ」と「カキとメカブの吸い物」、裏ごしイチゴと酢を
合わせたソースをかけた「ホタテのたたき」を調理して食べたという。
酢みそあえは生カキに湯をかけているが、同課によると、ノロウイルスがあった場合、
中心温度85度で1分間加熱することが必要。養殖業者は加熱調理用のカキを
届けていた。同小は「新鮮なカキだったので、ある程度熱を加えれば大丈夫だと
考えてしまった。反省し、今後は十分気を付けたい」と説明している。【青木純】
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