1月24日から30日までの1週間は「学校給食週間」。紋別養護学校(保科安子校長)はこれにちなみ、
26日から30日までの給食メニューを日替わりの「世界の料理」とし、普段はあまり口にしない
料理を提供している。初日の26日はポーランドの煮込み料理「ビゴス」などが食卓を飾り、
児童生徒や教職員らを楽しませた。
この日のメニューはビゴス、ポーランドトンカツ、ライス、スープなど。ビゴスはトマトベースの
煮込み料理で、具には酢漬けのキャベツ、マッシュルーム、ソーセージなどが入る。
ポーランドトンカツは小麦粉を使わず直接タマゴを付け、細かいパン粉をまぶしてフライパンで焼く料理。
いずれも子どもたちの口に合うよう、試作を繰り返したという。食堂には「こんにちは」「いただきます」
「ごちそうさま」を意味するポーランド語を掲げて雰囲気を盛り上げた。
配膳を終えた食堂にはトマト風味の香りが広がった。子どもたちは「いただきます」の挨拶と
同時に料理を口に運び「おいしい」と笑顔を見せていた。
今後はニュージーランド、日本、中国、韓国の料理が登場するが、日本の料理では紋別の
ご当地グルメ「ホワイトカレー」を提供するという。
栄養教諭の松本文子さんは「アジアの国を中心に、様々な国の料理を楽しんでもらい、
世界に目を広げてもらおうと行っています」と意義を話す。遠軽高校から同校に来る
英語指導助手の出身国であるポーランドを初日にした。
学校給食週間は、ユニセフから寄贈された物資を使った戦後初めての給食が東京などで
行われたのを記念するもの。本来は12月24日のクリスマスイブだが、冬休みとなるため1ヵ月後の
1月24日を記念日としている。
▼ソース:北海民友新聞
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/090127_3.htm