弘前青年会議所(小山内崇雅理事長)は、2010年に行われる全国城下町シンポジウムを誘致した。
全国の城下町から市民らが一堂に会し、地域の活性化策などを検討するもので、期間中は延べ2千人の動員を
見込む。東北新幹線新青森駅の開業年に当たり、弘前城築城400年を翌11年に控えるとあって、同会議所は
城下町弘前を全国に発信できる絶好の機会と意気込んでいる。
シンポジウムは全国65の青年会議所で構成する全国城下町青年会議所連絡協議会が主催。「よみがえれ
城下町」をスローガンに、同じ城下町という視点から街づくりを考えている。
二回目の開催となる弘前大会は、昨年6月に佐賀県唐津市で行われた大会で正式に決定した。
弘前青年会議所は86年にも第五回弘前大会を誘致している。期間中は著名人を招いての講演や分科会での
意見発表などを通し、城下町弘前の未来を探った。
また、この弘前大会を機に全国協議会が組織されるなど、27年の歴史を持つシンポジウムでも特に意義深い
大会となった。
同会議所では夏ごろをめどに開催したいとしており、今春には実行委員会を立ち上げる予定。4月に京都府
福知山市で行われる大会への参加などを通じ、弘前大会の内容を検討していく。
小山内理事長は「市民参加型で、城下町を生かしながら弘前公園の活用方法を考えたい。また全国から人が
集まるので、弘前の良さを知ってもらい、リピーターとなってもらえれば大きな経済効果にもつながると思う」と
期待を込めた。
陸奥新報
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/01/5157.html