JR西日本と北近畿タンゴ鉄道(KTR)は23日、京都府の西舞鶴駅で異常時を想定した列車の
乗り入れ訓練を合同で行ったが、作業に予想以上に時間がかかり、「ダイヤに影響する」として訓練を
途中で打ち切った。
機械系統の故障で信号機が正常に作動しないとの想定で、KTRの列車をJR西舞鶴駅に乗り入れる
訓練を午前11時から開始した。しかし、互いの司令部で手順を確認する作業や、線路のポイントを
切り替えて固定する作業に時間がかかり「これ以上続けると特急列車の運行に影響する」として、
乗り入れを行わずに午後零時半に中止した。予定より約20分遅れていた。
JRとKTRは福知山、西舞鶴、豊岡の3駅で相互乗り入れを行っており、1991年の
信楽高原鉄道事故を教訓に、異常時にも安全な対応をとるため毎年、合同訓練を行っている。
京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009012300200&genre=C4&area=K00