【話題】『50歳プラス』を生きる ギター片手の「街角の歌芸人」[01/21]

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1スカート・メクリストおまコン(090201)φ ★

「こぶまき まきまききーんとん、くろまめ まめまめ ご・ま・め」

十日、東京都新宿区立富久町保育園で開かれた「おせちの歌コンサート」。カントリー調の
メロディーに乗せて、子どもたちとじゃれ合うように歌うのは“マーチン古池”こと古池雅彦さんだ。

本業は製版技術者として書籍や雑誌など紙媒体の印刷を手がける。週末にはギター片手に
地元・埼玉県越谷市の街に繰り出す自称「街角の歌芸人」だ。

北海道函館市出身。音楽との出会いは十三歳のころ。ビートルズにあこがれ、中古ギターを
手に入れた。中学三年の春、高石ともやのコンサートを見て「歌で世の中を変えよう」と
「社会派フォーク」に夢中になる。

しかし、時代は安保の敗北感とともに「四畳半フォーク」へと様変わり。挫折感の中、大学入学、
左翼運動にのめり込んだ。「世の中を変えるのは労働者だ」と訴えながら学生の身分に
甘んじている自己矛盾に耐えかね大学を中退。印刷会社に就職し晴れて「労働者」となったが、
音楽からは遠のいた。

だが二十七歳のときに生まれた長男に自作の歌を歌って聴かせるうち、眠っていた音楽の虫が
騒ぎだす。三十歳で次男が誕生、久しぶりに聴いた高石ともやコンサートに触発されてライブを
再開した。地元のライブハウスで「生きるって何」「これからどうするの」と歌を通じて同世代に
問いかけた。「自己主張の強いライブだった」と振り返る。

四十代後半からは聴衆との共有感を大切にしてきた。五十歳を境に目標は「音楽のすそ野を
広げること」に変わった。「寿命まで逆算の論理でいくともう毎日が勝負。明日のために今日を
手控えたくない」

今は地元の飲食店など四カ所で定期ライブを行う。選曲は客層に合わせてカントリーから演歌、
童謡まで幅広い。

二年前、おせち料理の由来を紹介した絵本「おせちのおしょうがつ」(世界文化社)の印刷を担当した縁で、
古池さんが絵本の一節にメロディーをつけた。その曲を昨年は都内の書店、今年は保育園で披露した。

絵本を担当した同社編集者の中沢由梨子さんは「どんな難しい色合わせも一発でピタッと決める
プロ中のプロ」と古池さんの印刷技術を評価する。古池さんは「瞬時の判断を要求される製版業務を
通じて、ライブでも相手に応じて流れを切り替える技が磨かれた」と自己分析する。

好きな言葉は横光利一の「人生とは目的のある旅ではない。旅するための旅だ」。尊敬する
松尾芭蕉のように、ギターとテントを抱えて全国の街の公園や神社で「ちっちゃなライブ」をするのが夢だ。
(井上圭子)


▼ソース:東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2009012102000123.html
2名前をあたえないでください:2009/01/22(木) 03:59:01 ID:q5Bq1PM4
3名前をあたえないでください
すぐ影響を受け何をやっても中途半端で駄目な人の紹介なの
なんか特殊印刷技術者風に書かれているけど早い話が印刷工でしょ